2009年07月14日

資格は就職に有利か?

「外資系への道標」は移転しました。
新アドレスはこちらです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://gaishi-michishirube.com/career/background/221/


参考になりましたらぽちっとお願いします。

こんばんは、メタルです。
「遊んでばっかだったけど、就活もそろそろ始まるし何か資格でも取るか。」
そんなことを考える時期になりました。
それと併せて、
「就活に有利な資格はありますか?」
という質問もよく貰うので、
それらの回答として、私の考える限りで記事にしてみました。

■結論

・「有利」になる資格
 →司法試験、公認会計士等の超難関試験のみ。
  「基本的にない」と考えましょう。

・「有利」になるわけじゃないが、勉強するなら
 【大学3年生】→英語(TOEIC等)、簿記2級
 【大学2年生】→英語(TOEIC等)、簿記2級、インターンシップ
 【大学1年生】→英語(TOEIC等)、簿記2級、インターンシップ、留学(1年間)
 【高校生】→東大、京大、東工大、一橋、慶應、早稲田のどれかに入る勉強、留学
 【中学生】→ひとまず進学校に入る勉強、留学


=======================================

「資格は就職活動に有利になるのか?」

ネットで少し検索してみれば、
それらについて書かれたサイトが星の数ほど出てきます。
多くは業者によるもので、いくつかブログや2chがヒットするくらい。
ただし、「有利」の定義も曖昧で、
どのレベルの層を対象にしているのかも不明確ですので、
道標では、以下のとおりに条件を絞って書いてみます。

<対象>
・高学歴の大学生で
・外資系投資銀行、コンサル
・日系の超一流企業(各業界2、3番手くらいまで)
を新卒採用で受験する就活生。
「有利」の定義=「その資格を持っているだけで、別枠として扱われること。」

※高学歴に限定したのは、私自身も高学歴と言われる大学を卒業し、就職で面接に来る学生も高学歴の学生ばかり、また大学つながりの友達も必然的に高学歴ばかり。ゆえに、そういう人たちの資格事情しか知らないので、高学歴の学生と書かせていただきました。


■就活で「有利」になる資格とは。

受験対象会社を上記のように絞ると、
「○○資格保有者」という事実で有利になるのは、
正直なところ、司法試験、公認会計士、弁理士等の超難関資格保有者くらいです。

「有利になる資格=生計を立てていけるレベルの資格」であると
考えてもらっていいかもしれません。
とはいえ、公認会計士2次合格でアピールするにも、
大学院生を除けば、大学3年次で試験に受かることが必要なので、ほぼ無理です。
逆にそれぐらいだからこそ、評価されるともいえます。

したがって、
「受験者の中で多くとも数人だろう」と想定される資格を持っていない限りは、
資格で有利になろうという考えは根本から捨てたほうがいいと、私は思います。

また、よくある質問例として、
「簿記1級は難関だし、それを取ったら有利になりますか?」等がありますが、
「有利」の定義にもよりますが、答えは「No」です。
簿記1級も確かに難しいですが、
たかが半年、長くても1年弱で取れてしまいます。
「保有者」ということで有利になることはありません。

簿記1級とか、TOEIC900点オーバー如きで
「どうだ〜!」ってやってる人は、
外資金融や日系の超一流企業ではさくっと落とされますので気をつけましょう。


■「有利」ではなく、「一目置かれる可能性のある」資格・経歴とは

・CPA(米国公認会計士)
・簿記1級
・TOEIC900点以上
・第二外国語(中国語は需要高い)
・留学経験(目安として1年以上、帰国子女)
・起業経験


少し現実的に。
有利になるとは言えないものの、
話し方次第で、一目置かれる可能性のある資格かと思います。
これらは、「保有者」という事実よりも「なぜその資格を取るに至ったのか」を、理路整然と言えることがとても重要

例えば、簿記2級であったとするならば、このように言います。
あくまでも一例ですので、ご参考までに。

外資金融の就職活動において、最低限の知識を身に付けるために取った。
 ↓
理系だけど、そもそも金融に興味があった。
 ↓
外資金融のサマーインターンに参加した。面接では、「経験不問」とは言われるものの、インターンシップに参加したら、理系の自分は最低限の知識さえなくて、議論についていけなかった。
 ↓
サマーインターンシップとはいっても、選考過程のひとつであり、所詮は競争であり、冬のインターンも同じ状況だろう。これでは悔しい。本採用では、まずは同じスタートラインに立って勝負する必要があると考えた。
 ↓
外資金融の内定者に相談した。「てっとりばやいのは、簿記2級だよ。」と教えてもらい、取得するに至った。


上記例は理系どうこうを抜かせば、
私自身が外資金融の本採用面接で聞かれたときに答えていたことなんですけどね(笑)
ちなみに、結論を最初に一言で言うことは必須ですので、お忘れなきを。
「外資金融の就職活動において、最低限の知識を身に付けるために取った。」の部分です。

また、このような経験話と。自己PRや長所の方向性が一致している、
つまり、「1つのことを貫き通す」、「戦略をもって物事に取り組む」
などが書いてあれば、とても筋が通った学生に感じるかと思います。

そして、あらゆる質問に対しての答えを
一本の筋が通ったロジックで創り上げることが自己分析です。
少なくとも私はそうしていましたし、そう思っています。
また、それで殆どの選考は通ることが出来ました。だいぶ昔のことですが。

これは余談ですが、
今の仕事で作成している「○○社を買収しませんか?」との、何十ページにも及ぶプレゼン資料も、ページごとの中身は違えど、1つのメッセージを伝えるために、あらゆる方向からロジックを組み立てて作っているのですよ。
「なぜそのページを入れたの?」と聞かれれば迷わずこう答える。
「○○社を買収しませんか?」を補足するロジックにつながるから。
自己分析もそれと同じですね。


■英語(語学力)について

さて、英語について。
外資金融のマーケット部門とか、バックオフィス部門とか、総合商社とか、メーカーとか、海外展開をしようとしている・しようとしているような業界は、帰国子女に対して、少なからずオマケしてくれるところがあります。
実はコンサルでもそうだったりする。
英語力は、かなりの武器になりますので、高校生、大学1、2年生は
機会があれば、思い切って留学なんてどうでしょう。
ちなみに短期留学は行くだけ無駄だと思います。(経験談)

さて帰国子女の人へ。
「英語自慢」は嫌われますので注意しましょう。
履歴書を見れば分かるので、その程度で止めておくことです。

外資なら別ですが、面接官でも英語ができる人は少ないので、
コンプレックスから、英語自慢をされると不愉快に思う人も多いです。
私の周りにも結構いるので注意してください笑

ちなみに英語に加えて、
ビジネスレベルの第二外国語(特に中国語)が出来ると、かなり重宝されます。


■「資格マニア」にはなるな。なってもいいけど、就活のためにはならないよ。

趣味や教養以外で、闇雲に資格を取らないこと。
あ、別に資格ゲッターが趣味ならいいんですけど。
たまに、学生でも社会人でも妙に資格を持っている人がいます。
ビジネスマンで資格を、語学関連と簿記を抜かして3つ以上持っていたら、
アピールできるものがないから、実力がないから武装してるとしか思えないのですが・・。

役に立たない資格だからこそ、何個も取れます。
就活に役立つからとの嘘の情報で、無駄な資格取得に走らないようにしましょう。
もちろん、教養や趣味、幅広い知識をつける意味でやるのはいいと思うのですが、
履歴書に書くようなものではありませんので、そのあたりは注意。
(ネタとして書いてもいいけど、本気で漢字検定3級をアピールされても困る・・・。)


■資格取得に励むとしたら・・・

道標では、以下2つを取得することをオススメします。

・TOEIC、TOEFLなどの英語系
・簿記2級(1級は大抵の社会人には不要な知識まで求められるので不要。)

ビジネス資格として必要なのは簿記2級だけで
あとはひたすら英語に励みましょうということです。
外資はもちろん、日系の会社に入っても間違いなく
将来のキャリアにおいて役に立つでしょう。


■(おまけ)資格取得に必要な勉強時間

ネットでコピペがあったので、ご参考までに。

 初級システムアドミニストレータ 150時間 
 社会福祉士 150時間 (受験資格要)
 ケアマネージャー 200時間 (受験資格要)
 ビジネス実務法務検定2級 200時間
 ファイナンシャルプランニング2級技能士 200時間(受験資格要)
 日商簿記2級 250時間 (いつでも需要がある) 
 第1種電気工事士 300時間
 基本情報技術者 300時間 (情報処理技術者試験系の最下位資格)
 海事代理士 300時間 (傾向対策後の最小時間は270時間程度)  
 宅地建物取引主任者 350時間 (法律系初学者向け)  
 インテリアコーディネーター 400時間 (女性に1番人気)
 マンション管理士 450時間   
 ソフトウェア開発技術者 450時間 
 システム監査技術者 450時間
 上級システムアドミニストレータ 500時間
 情報セキュリティアドミニストレータ 550時間
 行政書士 700時間 (合格率5%前後)
 日商簿記1級 800時間 (税理士への登竜門・適正がある)
 システムアナリスト 1000時間
 社会保険労務士 1000時間 (7人中1人しか顧問企業を持っていない)
 テクニカルエンジニア・エンベデッドシステム 1500時間
 中小企業診断士 1300時間 (適正によって時間差が大きい)
 1級建築士 1500時間 (受験資格要)
 不動産鑑定士 5500時間
 税理士 6000時間 (科目合格制あり)
 司法書士 6000時間 (合格者の4割は登録せず)
 公認会計士 7000時間 (H18年までに4倍増)
 弁理士 7000時間 (理系院卒研究実務者以外は辛し、理系の最高資格)
 旧司法試験 20000時間 (6000時間での合格者もいる。文系の最高資格)


以上になります。

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posted by メタル at 00:07 | 東京 ☀ | Comment(15) | TrackBack(1) | 学歴・資格(英語含む)
この記事へのコメント
核心ついてますね。上記内容にほぼ同感。付け加えるとすれば、ビジネス法務なんてのは簡単で広く浅く学べていいよ。
Posted by 社会人10年目だが at 2009年07月14日 00:55
こんにちわ。
簿記2級って、たしかに適度だと思いますが、
商工会議所によるとあくまで、「高校程度」なので、
誇らしげに話すのは微妙かもしれないですね。

http://www.kentei.ne.jp/boki/
Posted by c at 2009年07月14日 23:21
簿記二級を誇らしげに話すのは微妙かもしれないですね、とかwwwww

どこをどう読んだら誇らしげ話すって発想になるんですかw

まさか自分が持っていて密かに誇らしげに思ってた?w

わろすwあなたの学歴、東大じゃないでしょ?w
Posted by 東大院卒 at 2009年07月15日 00:10
『こんにちわ』って書く人だもんw
Posted by だって at 2009年07月15日 08:12
入社2年目の銀行員です。転職も視野に入れながら、日々業務にあたっております。就活生の時から当サイトは拝見させて頂いておりました。

トピックと直接関係のないコメントで申し訳ないのですが、経営コンサルや外資系投資銀行への転職情報(中途入社の面接、転職社員のバックグラウンド、入社後の実態)なども載せていただけないでしょうか?内部にいらっしゃれば情報も得られるかと。

よろしくお願い致します。
Posted by 銀行員 at 2009年07月15日 21:27
銀行員さん同様に転職について興味を持っています。学生時代から転職を考えるのはおかしいかも知れませんが、キャリアを考えていく上で転職を視野に入れている学生も少なからずいると思います。

そのため、ご多忙かとは思いますがお時間のあるときに転職の情報も掲載していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

Posted by 大学生 at 2009年07月17日 23:13
まぁ学生でモチベーション持ってやれることなんて、英語と簿記とセックスくらいですよねー。ちなみにTOEICで990点とるためにガリガリ机の上で勉強するよか、六本木のクラブ行ってパツキン姉ちゃん口説けるようになることのほうがよっぽど大事ですよー。要は英語はコミュニケーションのためのものだから。極端な話、入るだけなら面接での受け答えを英語できちんと出来るように準備しとくだけでいい。

あと参考までに。プロップディーラーで食っていきたい人、実績重視の未経験でなるには厳し〜い職種だけど、プロダクトに関わらずCMA(てかCFA)、VBA等のプログラミング能力、確率・統計の知識(学士レベル)があれば、新卒でも第二新卒でも目に留めといてもらえるよー。デイトレ経験は市場感覚を持つには最適だけど、そこでの実績はほとんど見てないので面接で誇らしげに自分のP/Lを語ることだけはホント勘弁して笑。英語はボスへの説明や情報集める程度にできればいいけど、あくまでマザーマーケットは日本だからぶっちゃけ出来なくても問題ない。稼げればw

要はなりたい職種とやってきたこと(資格とか留学とかインターンシップとか)の整合性を語れればGood!なければWhy?でハネられます。まぁ最初から外資来ないほうがいいと思うけどねー日系の会社に戻れなくなるよ笑。最初は一般職の女の子や妻子持ちの上司の男性とイチャイチャした社会人生活を送るのがいいのではないでしょうかw長々スンマセンでしたー
Posted by Michael at 2009年07月18日 10:06
メタルさん、「就職予備校の存在」の記事についてなのですが、既に情報が古くリンクも切れています。最新の情報で新しい記事を書いてもらえないでしょうか?
Posted by 東大院生 at 2009年07月18日 20:07
何このバカな米欄
Posted by あ at 2009年07月20日 04:56
3年次に会計士合格を携えて就活したものです。

とりあえずたしかに結構使えるし話の種にはなるけど、所詮実務を積んで何ぼの資格なので、新卒で就活のためにとるのは全く費用対効果からお勧めしない

でもどこも最終面接まではトントンといけるよ
Posted by 通りすがり at 2009年07月20日 06:42
記事楽しみに読んでいます。

まもなく、監査法人に就職予定の者です。
MA関連のメタルさんと仕事できるような部署に行きたいのですが、どのような部署とどのような感じで関わりますか??

お時間あったら記事お願い致します。
Posted by 通りすがり at 2009年07月29日 23:34
メタルさんは門外漢かも知れませんが、アクチュアリーの科目持ちは「一目置かれる対象」になりうるでしょうか?
知ってる範囲で教えていただけると嬉しいです。
Posted by Bラン院生 at 2009年07月30日 21:51
資格に意味がないっていうのは、取った人しか言う資格ないよね笑
実際、資格ってカリキュラム見てたら体系的に学べるようにすごい考えられてるし、仕事に関係するものなら、なんでも勉強してみるべしだと思いますよ。
コミュ力、人間性も大事だけど、ここを疎かにすると金融業界で生き残れない。間違いない。
Posted by 通りすがり at 2009年08月17日 03:31
07年08年の会計士の易化(合格率が以前の8%から15%へ)
によって会計士の価値は減価しているのですか?
Posted by 会計士 at 2009年08月20日 20:48
記事読ましてもらいました。
中学生です。

留学はした方が良いと書いてありましたが大学から留学して語学力はあがるのでしょうか?

また一ツ橋などに商業高校から推薦で入っても会社から嫌がられたりしますか?
Posted by 中学生 at 2009年10月29日 13:20
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